山形美味屋ブログ

2017.11.23

畑からのメッセージ

初雪といえば、はらはらと舞い降りてきて、サッと溶けるのが普通なのに、

今年はずいぶん多い初雪に、その上なかなか雪がとけません。

まだまだ大根も白菜も畑の中の私にとっては、

(雪にあたってくれたことはうれしいけれど)、

もう一度青空の下で畑仕事がしたい!!けれど天気予報は曇りか雨か雪マーク。

今からもう青空が恋しいようなおきたまです。

 

さて、先週「六ケ所村ラプソディー」や「ミツバチの羽音と地球の回転」といった

ドキュメンタリー映画を監督された鎌仲ひとみさんのお話を聞いてきた(11月12日)という話を書きました。

今回は保養の話が中心。

チェルノブイリの原発事故以後、ウクライナ政府は率先して

保養(汚染地から離れた所で一定期間を過ごす。)を行っていること。

事故直後からスイス、イタリア、日本など海外に保養に行くことも政府が支援したし、

国内にも医師や看護婦が常駐する保養所を作り、小学校単位で1か月ほど利用。

自然療法も積極的に活用して、子供たちの体内の放射線量を下げているとのことでした。

もう一つ興味深かったのは、海外に行ったグループでは、

食事に一番気をつかった北海道の野呂さんのグループに受け入れてもらった子供たちが

一番放射線量の下がり方が違っていたということ。

ジャンクフードは食べさせず、白砂糖は使わない。

ミネラルたっぷりのものを食べさせるとのことでした。

残念ながら日本では自主的に参加するしかなく、

それも福島の子供たち35万人中1万人。

保養にも冷ややかな目を向けられるそう。

つくづく悲しく、くやしくなるお話でした。

それではまた来週。

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