2021.02.25
畑からのメッセージ
「豆で達者に暮らす」をテーマに、27日に母とZOOMで料理教室をすることとなり、
練習も兼ねて、茎立干しの煮物や、おきたまの行事食の冷や汁をよく作ったり、調べたり。
健康をテーマに何かありませんか?と聞かれて、「豆で達者に」だなぁと、
皆さんにもきっとおなじみになったに違いないこの言葉しか思いつきませんでした。(笑)
日照の少ない冬に、日に当てて干されて栄養価が上がったものを食すことで、
補えるようになっているなんて、命の仕組み?
自然の力に生かされていると感じ、上杉謙信が陣中食としてふるまったといわれる冷や汁。
様々な乾物料理のある背景には、飢饉が何度も襲った鷹山の時代に、
非常食を研究し、冊子にして、要所に薬1800冊配布。
平時の時からその食べ物を食べ、練習しておきなさいと教えたそう。
だからすべりひゆを食す、うこぎを食す、などまたいろんなものを干して食す習慣が
脈々と受け継がれ、実際次の飢饉のとき、戦時中と、その知恵を活かしてきました。
災害が多かったり、なかなか出かけられなかったり、今また「豆で達者に」が大事だなぁと思うのでした。