山形美味屋ブログ

2016.01.15

畑からのメッセージ

ここ数日、朝はうっすら雪化粧になるも、日中には消えてしまうことの繰り返し。

いつもの冬にはまだまだ遠し。

さて、最近の私は、昨年の延長戦で、農家をやめられる方の農地を荒廃させないように、

次の作り手を探すべく、あっちのお宅にお邪魔してはお茶のみ、

こっちのお宅にお邪魔してはお茶のみ。

農業委員として露藤(地域の名称)のなかを歩き回っていました。

1月いっぱいかけて契約が出来たらと考えていたら、急きょ期限が12日の知らせが来てもう大慌て。

でも終わってみれば期限があったおかげで躊躇せず、いろんなお宅にお邪魔することが出来たので、

これも何かの計らいかなぁと。

1月中ずーっと一人で悩んでいたことを考えると、とてもいい経験でした。

そして雪が少なかったことも、昨年お米の値段が崩れなかったことも、私にとってはラッキーでした。

個人の財産である田畑も、荒れれば周りが迷惑することに。

景観も変わってくるし、公共財の側面もあるなぁとしみじみ実感。

各家々のおいしい漬物をごちそうになりながら露藤の昔話を聞いたり、

90歳のおじいちゃんに「頑張っておごやぇなぁ」と励まされて。

あっちこっち駆けまわって、やっぱり申年だなぁと思う今日この頃です。

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